収益不動産と賃貸経営の違いとは?
収益不動産と賃貸経営違いは、利益の出し方です。
前者では利益を出すことに重点が置かれます。
後者の方は名前の通り経営の方に比重が置かれています。
不動産に投資して利益を出す点は同じです。
北海道のような広い地域だったら、どちらを行うことも可能ですが、現在は経営よりも利益を出す物件に投資することが好まれるようになりました。
北海道は利益を上げやすい物件が多い
賃貸経営は昔ながらの不動産投資です。
北海道のみならず、日本全国で行われています。
入居者の多い良い物件を持つことができたら、安定した収入を得られるようになります。
収益を出す不動産に投資する方法では、まず利益が先にきます。
そのために利回りに注目して物件を探すことが必要になります。
賃貸経営でも利回りは重要な要素ですが、それだけでは不十分なことが多いです。
実際に人が住む住宅を提供することになるので物件の利便性やまわりの環境なども考えなければなりません。
さらに一度物件を購入したら、それを手放すことは少ないです。
手放してしまうと、それまで作り上げてきた大家という立場がなくなってしまいます。
言い換えれば、借り手との関係がなくなります。
収益物件への投資は、一度購入した物件を手放すのは珍しくありません。
自分の持ち物だった物件で一定の利益を上げることができたら、それを売却してさらに利益を上げることができそうな物件に投資します。
これを繰り返すことで自分の財産を増やしていけます。
もちろんリスクもあるので、簡単に増やせるわけではありません。
投資する物件を買う時にリスクのことは十分考慮に入れることになります。
このように利益を中心にするのがこのタイプの不動産投資です。
北海道に特有の収益を上げられる物件がある
北海道は観光地として有名です。
現在この地域のことは日本だけではなく、外国にも知れ渡っています。
そのために外国人観光客の数が急増しています。
その人の流れを収容する物件に投資することができます。
具体的な例をあげると民泊の施設です。
アパートやマンションに比べてリスクが高いですが、もし成功したら利益は大きくなります。
人気のある施設で、その人気が口コミやネットの書き込みで異国まで知られるようになったら、多くの観光客が押し寄せる宿泊施設になるでしょう。
この地域でアパートやマンションの賃貸経営をすることも可能ですが、その場合は自分の懐に入るお金が急に増えることはありません。
ただし収益物件への投資にはリスクがあります。
北海道の場合だったら、何らかの原因で観光客が減る恐れがあります。
この場合特に起こりそうなものは地震です。
地震により北海道が大きな被害を受けたら、観光客が減少して収益物件からの利益も小さくなるかもしれません。
どんな投資でも100%安全なものはありません。
不動産投資だったら、将来発生しそうなリスクに備えることが必要になります。
この点は賃貸経営も同じですが、こちらの場合は保険に入ることでリスクを小さくします。
例えば自分の所有しているアパートの火災保険に入ります。
収益物件の投資でも保険への加入は行われますが、それよりも売却の方に重点が置かれます。
まとまった利益を得ることができたら、自分の所有している物件にこだわり続ける必要はありません。
新しい物件を見つけて投資すれば、利益を増やせます。
このタイプの投資では、購入時だけではなく売却時も重視されます。
例えば、災害の少なかった時期に良い物件に投資できれば、リスクを最小限に抑えて、高い利益を手に入れられます。
相談する不動産業者が異なることが多い
収益不動産と賃貸経営は、相談する不動産会社が異なることが多いです。
どちらの投資の相談も引き受けてくれる会社はありますが、後者の方のみというところが多いです。
特に全国規模の会社はその傾向にあります。
収益物件への投資にはいろいろな要素があります。
さらにリスクも大きいので大きな会社は敬遠する場合があります。
しかし、中堅の会社だったら会社の業績拡大のために収益物件を積極的に取り扱います。
一つ一つの物件の情報に精通するためには、その地域の情報に詳しくなければなりません。
そのため北海道の収益物件は北海道の不動産会社が得意にしていることが多いです。
これは賃貸経営のサポートを得意にしている全国規模の会社と対照的です。
もしこの地域で収益物件への投資を行うなら、地域に密着した会社のサポートを受けるのが賢い方法になります。
そのような会社だったら、具体的な利回りを出して物件を紹介してくれます。
それを参考にすれば、投資しようとする物件を選びやすいです。
同時にこの地域特有の事情も教えてくれるので、投資を続ける上の参考になります。
この地域に住んでいない方だったら、可能な限り地元の会社を見つけた方が良いでしょう。
普通の賃貸経営だったら、名の知れた有名な不動産会社でも構いません。
このように不動産会社との関係からも、この二つの投資の違いを浮き彫りにすることができます。
収益物件の投資と賃貸経営は似ています。
しかし、前者の場合は利益を出すことに比重が置かれます。
そして必要に応じて、投資した物件を売却します。
売却によって利益を積み上げて、さらに利益を生み出す物件を購入することを目指します。