収益不動産の注意点を知っておこう
収益不動産は将来の年金不安などのお金の問題を解消してくれるありがたいものです。
しかしすべての不動産が収益をもたらしてくれるわけではありません。
もしもそのような不動産を購入する場合には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
安定した収入を生み出す収益不動産を買う
不動産投資の目的は安定したキャッシュフローを生み出す物件を次々と購入して、徐々に資産とキャッシュを増やしてゆく投資方法です。
不動産の購入には大きな金額が動きます。
ですから自己資金でそれを購入する場合もありますが、基本的には金融機関の借入金を利用することがほとんどです。
その為、現金購入であれば問題ないことであっても、借入金を利用する場合にはそれを返済しなければなりません。
その為には毎月定期的なキャッシュを生み出す不動産を購入することが鉄則となります。
不動産経営はキャッシュフローが一番大切と言われます。
お金が回らなくなると突然の修繕費用や借入金の返済などが滞ることになりかねません。
そうなると最悪、金融機関の信用を失うことになり、次の物件を購入することが出来なくなる可能性もあるのです。
もちろんキャッシュフロー以外にも、利回りなどの大切な問題もあります。
そのようなことをすべて計算しつくしたうえで、物件を購入しなければなりません。
他にも不動産オーナーにとって厄介な、空室問題もあります。
これはオーナーにとって非常に大事な問題です。
不動産を購入した時は仮に満室であってキャッシュが回っていたとしても、次々と空室が出始めると厄介です。
それが都会の真ん中のアパートやマンションならまだしも、北海道の場合には、土地が広いという特徴があります。
周りに商業施設や学校などがない場合には、空室が出た場合次の入居者がすぐに決まる可能性は極めて低くなります。
収益不動産購入や経営の際の注意点とは?
日本全国至る所に収益不動産は山のようにあります。
すべて同じ物件は2つとありません。
それが不動産の特徴です。
それぞれ立地も建物の形状も構造も別々です。
そこが不動産の魅力でもあります。
その為いざ不動産を購入しようとしても、どの不動産が安定した収益を生み出してくれるのか、最初は全く分からないものです。
どのように見分ければよいのでしょうか。
不動産というのは、まず立地が命であると言われます。
これは主要都市の快速や特急停車駅の間近であればいうまでもありません。
しかしそのような好立地の物件が売りに出されることはほぼありません。
立地が抜群で建物も新しいような物件はめったに出ないものです。
ではどのような物件を購入すればよいのでしょうか。
それは立地以外にも建物の構造や減価償却年数、周辺環境などに配慮して決めることが一つの基準になります。
建物の構造は木造や重量鉄骨、軽量鉄骨のほかにも鉄筋コンクリートなどがあります。
木造は比較的安い値段で購入できますが、近隣の騒音が部屋まで入るなどの可能性もあります。
その点重量鉄骨や鉄筋コンクリートは丈夫で長持ちしますが、木造よりも値段が高い場合がほとんどです。
減価償却年数は木造が22年、重量鉄骨は34年、鉄筋コンクリートは47年と定められています。
この年数を過ぎた物件を購入すると、不動産投資の旨味が消えてしまいます。
ですからこの年数以内の物件を探すようにしましょう。
そしてその物件の周辺環境もとても大切です。
良い物件が見つかったら必ずその物件を見に行くようにしましょう。
それは晴れの日だけではなく、雨の日などに行くことも重要です。
なぜならば晴れの日ではわからないことでも、雨の日に見に行くと、意外な所に水たまりが出来ていたりして驚くこともあります。
このようなパターンを変えて物件をきちんと見学することも大切なのです。
そして北海道の場合には、雪の問題もあります。
これは本州、特に東京近辺では考えられないことですが、雪かきなどが必要な場合のことも考慮して購入しなくてはなりません。
他にも北海道は広大です。
その為物件を購入して自主管理にしてしまうと、何か問題が起こった時にその場所まで車等を使っていかなくてはならないこともあります。
ですから管理は管理会社に任せる方がベストです。
リスクをきちんと理解して購入しよう
収益を得るための不動産を購入する場合には、土地によって発生する問題もあるという事です。
そのようなことも理解しなくてはなりません。
どうしてもキャッシュフローの問題を第1に考えてしまいますが、小さな問題も見逃さないように心がけましょう。
そして不動産は千三つの世界と言われます。
それは千のうち良い物件は3つしかないという意味です。
ですから出来るだけたくさんの不動産を見て目を肥やしましょう。
それが良い物件を見つける手段の一つになります。
他にも注意点はいろいろあります。
それは物件独特のものも含まれます。
しかし一番大事なのは収益を安定して生み出してくれる、物件を購入ことでしょう。
不動産投資を開始する前にはきちんと勉強を積み重ねて、購入されることをおすすめします。